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2月


一番はだれか




イエス様の弟子たちがイエス様に尋ねたことがありました。「天国でいちばん偉いのは誰でしょうか」。




一番はだれか。これは我々の興味を引くテーマです。スポーツの世界で一番はだれか。世界で一番の金持ちはだれか。学校で一番の成績はだれか。色々な世界で一番を求める姿が見られます。




弟子たちは天国にも一番、二番があるのかとイエス様に尋ねました。一番は一人しかいません。天国にも競争があるのか。




この質問に対してイエス様は一人の子供を呼び寄せて答えられました。あなた方の思いは間違っている。




こひつじ園では毎日の日課としてラジオ体操と駆け足をしています。駆け足は、ばら、ゆり、さくら組が一斉にスタートします。スタートラインは組によって違ってきます。大きい組のスタートは一番後ろです。ゴールの時にみんなが同じように揃う配慮です。(実際は大きい組の子のゴールが早いです。)でもみんな嬉しそうに走りぬきます。




駆け足はだれが一番かはっきりする運動です。でも、私たちは一番でも二番でも賞品はあげません。一生懸命走った喜びを体験してほしいからです。走った喜びこれが大事と思っています。




勉強もそうです。新しいことを覚えることの喜びが学びに向かう姿勢を整えます。




「世界に一つだけの花」という歌があったと思います。一番、二番でなく自分の特徴を表せたらいいと。




イエス様の弟子たちは後になって天国では一番も二番もない。天国の素晴らしさを喜ぶことが天国だと気づきました。イエス様は呼び寄せた子供を見て「子供のようになる人が天国でいちばん偉いのだ。」と言われました。




就学前のこどもたちは明るく輝いています。こひつじ園では一番、二番を発表することはしていません。みんな神様に愛されている素敵な存在です。神様の目にはみんな貴い存在です。私たちも同じ思いで保育にあたっています。




「私の目にあなたは価高く、貴くわたしはあなたを愛している。」(聖書)



1月


新年




新年明けましておめでとうございます。2016年が始まりました。




日本は毎年自然災害に見舞われ甚大な被害が発生します。今年は誰もが穏やかな一年でありたいと新年の祈りを捧げました。




昨年末、銀行に行った時ある知り合いが「こひつじ園の先生は皆さん美人ですね。」「採用するときの基準ですか?」と話されました。それに対して曖昧な返事をしてしまいました。しかし私もこひつじの先生を見て同じ考えを持っています。




38年前に「小羊保育園」を始める時、考えたのが園のモットーでした。モットーは保育の目標になるのでいい加減ではいけないと考え祈りました。その時に与えられたのが「明るく、元気に、のびのびと。」でした。これは今も続いています。




「いつも喜んでいなさい、絶えず祈りなさい、すべてのことについても感謝しなさい。」の聖書のお言葉から示されたものです。おそらく私が地上を去っても引き継がれて行くと思います。




先生を採用する時も研修で話します。先生として子どもに向き合う時、明るい笑顔で、元気な姿で、子どもたちとのびのびと遊んで欲しいと。明るい先生は顔も輝いています。笑顔は美しさを生みます。




元気でないと明るい顔は出来ません。元気な人はのびのびと広い思いを持って子どもたちと接することが出来ます。そのような気持ちで仕事に携わる先生たちはみんなきれいになります。園児たちも明るく、元気に、のびのびと成長していきます。




昨年の特徴の一つに、マーチングバンド演奏がありました。思いがけないところから声をかけていただき、水戸で行われた茨城県の行事で演奏をすることが出来ました。遠くに行っての演奏は初めてのことでした。




潮来市「わたしのまち」の記者が取材に来ました。子どもたちと話していて明るく喜んで練習する姿に感動し、タウン新聞一面全部に載せてくださり12月25日新聞折り込みになりました。




今年も「明るく、元気に、のびのびと」一年を過ごしていきましょう。よろしくお願いします。


12月


2学期




今年(2学期)も、あとひと月となりました。夏から始まったこの時期は園児たちの大きな成長の時でもあります。




4月は新入園児やクラス替えなどで落ち着くまでに時間がかかります。ひと月、ふた月と過ぎていくうちにだんだんとクラスは落ち着いてきます。そして夏が過ぎると運動会の練習、運動会が終わるとクリスマスの練習と続きます。




特に年長さんはたくさんの行事があります。毎日少しづつ練習しているのがマーチングバンドです。4月にパートが決まり自分の担当を練習します。




このマーチングバンドを始めて今年は30年になります。今年は例年になくマーチングバンドの演奏が多くありました。




市内各老人施設の慰問。お年寄りは小さい子供たちの元気な演技に身を乗り出して聞き入ります。「元気をもらったよ。」と声をかけてくれます。「幾つになるの。」と聞きます。身体が能動的になって来るのが分かります。毎年、我々が行くのを楽しみにしてくれています。ですから施設訪問は毎年行います。




それ以外に思いかけないところから声がかかります。今年は11月22日の商工祭から依頼をいただきました。アヤメの上に舞台が設置され、そこで演奏しました。




11月29日は「大好きいばらき記念式典」の大舞台で演奏をしました。500名近くの方々が茨城県各地から集った式典です。招かれただけで小心者の私は緊張してしまいます。しかし子供たちは堂々とした演奏をしました。1曲終わる度に皆さんが「オー!」と驚きの声をあげます。




小さな体から出ている元気が会場を満たします。保護者の方には身体を震わせながら見入っていた方々もいました。




私は演奏も好きですが、みんなが大きな声をあげてリズムをとる声を聞くのも好きです。子供たちの成長の歴史に大きな記念となりました。




ほかのクラスの子もこの学期それぞれ成長をしています。家では見られない姿が園では見られます。保育に携わる者は子供の成長が一番の喜びです。今、私は自分の孫の成長を喜ぶと同じような気持ちで見守っています。





11月


認定こども園の教育




今年の運動会、よい天気の中、多くのみなさんに来ていただき盛大に行われました。特に保護者の皆さまのお手伝いを感謝します。




さて今年度から「子ども子育て支援新制度」が始まり幼児に対する制度的なことが大きく変わりました。




保育園は厚生労働省(以下厚労省)管轄の幼児施設。幼稚園は文部科学省(以下文科省)管轄の学校。そして保育所と幼稚園が連携している幼保連携型認定こども園は制度的に学校に位置付られました。しかし管轄は文科省でなく内閣府になりました。




学校ですから教育が求められます。教育で重んじられるのは成績です。保護者も成績が向上するのを望みます。しかし子ども園にはゼロ歳からの園児がいます。そこで乳幼児に対する教育と学校教育との兼ね合いは何か、今、認定こども園制度で大きな議論になっています。




私たちは26年度まで文科省基準の小羊幼稚園を運営してきました。制度が変わっても子どもたちに対する保育、教育は変わりません。幼稚園教育要領にも保育所保要領にも共通している目標があります。それを5領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)にまとめています。




国が定めている領域はとても大切なことです。私はこれに5感覚(味覚・聴覚・触角・視覚・嗅覚)を加えます。




5感覚はどちらかと言うと人間存在そのもののこと。人間に生きる感動、喜びを内側から湧きあがらせる働きがあります。一番分かりやすいのは子どもが生まれた時、親は5感覚で赤ちゃんの誕生を受け止めます。泣き声、姿、肌触り、赤ちゃんのにおい等です。感性とも言います。




乳幼児の時、5感覚の力が発揮されると、5領域が上手くその人に機能します。感覚は美味しいものを食べた喜び、お母さんから優しい言葉を聞いた嬉しさ等々です。




マーチングバンドをした後に皆さんからいただく沢山の拍手は5感覚に働き感動をもたらします。5感覚は人間性を豊かにします。人間の成長には5領域と5感覚が大切です。5感覚は生まれた時に備わっています。乳幼児期に5感覚を大切にしたいです。

10月


運動会




小学校の運動会が終わり、次は市内の認定こども園での運動会が始まります。(潮来市では今年度から私立の保育園、幼稚園は全て認定こども園に移行しました。)




「こひつじ園」では10月10日(土)が予定日です。私たちの園では20年前から運動会は園庭でなく別に広い場所を借りて行っています。これはこひつじ運動会の特徴の一つになっています。




他の園のように園庭で行えば準備も簡単ですが、運動会を見に来られる人数に限りがあります。私が広い場所で運動会をするようになった考えには運動会は園の一大イベントであり両親だけでなく可愛い孫の姿を身近に見ることを望んでいるおじいちゃん、おばあちゃんにもゆっくりと見て頂こうと考えたからです。




それ以外にも地域の方々、そして卒園生、となるべく多くの人に見て頂きたい。そしてみんなで園児たちの演技を共に喜び共に感動を共有して頂きたいと思ったからです。




そのような環境の中で園児たちは、今日は自分が主役であることに誇りを持つようになり自信を持つきっかけにもなっています。今は近くの津知小学校のグランドをお借りすることが出来ています。これは幼小連携の役割も持っています。




園児、保護者、祖父母、小学生、未入園児とプログラムも多彩です。みんなで参加し、みんなで楽しみを共有できるように工夫しています。




運動会はいつまでも心に残る楽しい思い出となります。家族みんなでお弁当を食べることも楽しい思い出の一つです。津知小のグランドは潮来市内の小学校で一番広いです。毎年延べ人数で千人近くの方々が来ています。他の園の先生たちも見に来ています。




運動会は保育、教育の場でもあります。見に来られる人はそのことを認識して園児たちが安心、安全な環境で競技出来るようご配慮をお願いします。そして一生の思い出になる素晴らしい運動会になるようみんなで盛り上げて行きましょう。




今年も保護者のみなさんに運動会の会場設定と後片付けのご協力をよろしくお願いします。

9月


幼児教育





8月中旬、千葉県山武市にある山武市立「しらはたこども園」にブロックの園長先生たちと視察に行ってきました。




ここは公立2つの幼稚園と2つの保育園を統合して認定こども園として新しく出来た園です。約3千坪の広大な施設、廊下を円形にした大きな施設でした。




我々は施設の大きさに圧倒されました。こんなに広いと園児の存在を把握するのが大変だろうなと変な心配をしてしまいました。




他の園を見学させていただく度に、乳幼児園の目指すものは何かを考えさせられます。こひつじ園が創立されたのは38年前。私と和子先生で始めました。




最初は2教室。年齢は2歳~5歳まで。保育士は和子先生ともう1人の2人でした。初めて幼いお子さんを預かる時、この働きの目的は何かを考えていました。




聖書の話の中に家を建てる2人の話があります。1人は砂の上に家を建てた人。土台が柔らかいのですぐに土台が完成し立派な家が建ちあがった。もう1人は固い岩を土台にしたので家を建てるのに時間がかかった。建物自体はどちらも同じ設計で外見は同じであった。




ある時その地方に大きな嵐が来て豪雨、暴風が襲った。嵐が去った後、家が残っていたのは固い岩を土台としていた家であって砂の上に建てられた家は土台もろとも流されてしまったと、イエス様は人生を家を建てることと譬えられました。




わたしはこの話しに多く教えられています。土台はあまり注目されません。私たちの関心は間取りや土台の上に建てられている建物に目が行きます。




幼児期は土台作りと思います。どんなに立派な家を建てても、どんなにきれいな家を建ててもそれを支える土台がもろくては倒れる危険性は高いです。土台が岩のようにしっかりすることが大事です。




土台は余り人の目に見えないです。それは心の教育です。神を信じ神に祈ることです。神に向かうとき私たちの心は素直になります。聖書には、神は祈りを聞いてくださると書いてあります。

8月


バイブルキャンプ




今年も7月28,29,30日と卒園生を中心としたバイブルキャンプが、白浜青少年自然の家で行われました。小学2年生から6年生まで52名の子どもたちの参加でした。




52名の子どもたちを3日間世話するには沢山の大人の手が必要です。園では普通保育をしています。この時は色々な方面にお手伝いをお願いしています。




今年も沢山のお手伝の人が来てくれました。その中には日本大好きのアメリカ人青年、元ブラジルでプロサッカー選手をしていた青年と多彩な方々が来てくださいました。卒園生も色々な学校から集まり、さながら「こひつじ園同窓会」の様な集まりになりました。




プログラムの中にピザ作りがあります。粉を練り発酵させ、それを伸ばした上に野菜、チーズ等を乗せます。焼くのはマキを使ったレンガの窯です。全部手作り。市販されているのとは違った美味しさに完食。釜戸にマキを焚いてお湯沸かしと、家では経験できない貴重な経験をしました。




その他色々なプログラムがあります。その中で大切にしているのは聖書の学びです。しかし学校の様な授業でなく、身体を動かしながらのゴスペル讃美。そして聖書の朗読、お話し。




今年は闇の中を歩かず光の中を歩みましょうと語られました。いつものことですが学校にいじめがあります。追い詰められ自殺してしまう生徒が後を絶ちません。




学校の会見では「いじめはありませんでした。」と校長先生が話します。しかし少しの注意を持って生徒を見るならいじめの行動は発見できます。それ以上に大切なことは、各自がいじめをしないことです。




いじめをする生徒の生育背後にも原因があると言われています。しかし何よりも本人が、悪いことと、してはいけないことを学ばねばなりません。その一番の力はイエス様のお言葉(聖書)を心の中に持つことです。




神様は聖書の言葉を通してその人に働きかけます。バイブルキャンプは楽しさがいっぱいあります。また友達を大切にすることを学ぶ場でもあります。




学校で、家庭で出来ない経験をキャンプでしました。来年もします。私も二晩大部屋で小学生と寝ました。みんなゴロゴロして私のおなかに足を乗せたり抱きついたりしてきました。寝顔が可愛いです。

7月


成長







5月、わたしの顔を見るとにっこり笑う子。6月になると「しぇんせ~」と言葉で近づいてきます。毎朝のようにわたしの所にきます。




6月下旬になると園長室をテラス側から身を低めてのぞきます。生まれて1年数カ月の子どもです。短い脚でしっかり足を踏みしめて、とことこと先生に追われて歩いています。日々成長しています。




子どもの成長を見ることができる喜びは保育教諭の力になります。




乳幼児は本能のままに生きています。食欲、睡眠欲等。これは哺乳類の共通している姿です。そこから人間は人間として成長していきます。そのために神様は人間に人間としての機能を備えてくださいました。その機能が働いて人間としての成長が進んでいきます。それを援助し助けていくのが我々の仕事です。




言葉かけをします。耳に入って覚えた言葉はだんだんと口に出すようになります。1言の単語、2語の言葉と発展していきます。でも人間の成長には個人差があります。個性もあります。




同じ年齢でも言葉が同じように話せないのがこの時期の姿です。誕生年齢が同じでもそれぞれに違いがあります。特別な援助を必要とする子もいます。どのような援助が子どもの成長に適するかを見極めることも大事な仕事です。ふさわしい援助をすれば成長出来るのに援助を受けないために成長が遅れては大人の責任を果たしていると言えません。




今は家庭、こども園、社会そして行政の専門職と援助体制が整っています。育児には個人では分からないことが多くあります。子どもは一人一人成長が違います。兄弟でも成長は違います。




15年前、言葉が理解できない、集中出来ないで入園した子がいました。わたしたちも初めての経験でしたので病院の先生と連携を取りながら保育しました。




わたしの机の上にあったフイルム用のカメラを触るのが好きでわたしが知らない内にカチャ、カチャとシャッターを切りまくり24枚のフイルム全部が無駄になってしまいました。あれから15年。今は高等学校を卒業し社会人となりました。




先日、女の子と一緒の所を見てしまいました。恥ずかしそうに頭を下げて挨拶してくれました。適切な援助は大切です。成長の芽を育てます。

6月


こひつじ2世







新入園児もだいぶ慣れてきました。今は卒園生のお子さんが毎年10名前後入園します。「小羊二世」です。みんな親が小さい時とよく似た顔をしています。




今年も入園した二世がいます。慣れない時は泣きました。この子の親も入園当時よく泣いていました。昔は泣く子は私が担当していました。この子の泣き顔を見て昔の思い出が蘇り、朝来た時に声をかけるようにしています。




だんだんと泣き顔が少なくなり最近は私を見ると笑顔を見せるようになりました。手を振ってくれるようになりました。




嬉しくなり脇にいた先生に「見てごらん、私を見ると笑うようになったよ。」と得意気に話しました。そうすると「最近はだれにも笑顏を見せるようになりました。」との先生の返事。私だけに笑顔を見せるのかなと思っていた私は少しショックでした。「あら、園長先生を見ると笑いますね。」と言われたら私は喜びました。そんな返事を期待していたのかも。




園庭の隅にある菜園に野菜苗を植えていると「園長先生、何しているの」と声をかける子どもがいます。草抜きをしていても「何をしているの」水撒きをしていても「何をしているの」です。見ていて私がしていることがわからないのかなと思いますが、一つ一つに答えてあげます。




すると「どうして水撒きしているの」次の質問が来ます。「お野菜が喉乾いたと言っているの」「ふーん、お野菜も水がほしいんだ」といって向きを変えて別なところに行き遊び始めます。




園児たちは私を友達感覚で接してきます。あるとき「おじちゃん、なにしてるの」と言われたこともありました。こどもの期待している言葉をかけると子どもは嬉しいものです。見たらわかるでしょうでは心が萎縮してしまいます。




この年令の子どもは会話に楽しさを知ることが出来る年齢です。そして言葉遊びの面白さを知ります。そして言葉が豊かになっていきます。言葉の正しさを学ぶのに大切なことは小さな作り話でもいいです。楽しい会話になるようにすることです。原則的なことは大切ですがそこに少し創作的な話を加えることもこの年齢では必要ではないかと思っています。これは交流分析の一つでもあります。



5月


交流分析





 新入園児、初めはだいぶ不安の中、おどおどとした姿、不安が泣きに現れ大きな環境の変化に戸惑いを覚えていた新入園児たち。




 4月下旬になると先生の顔、部屋の状態、友達の顔などだんだんと覚えるようになり安心感が生まれて来ています。しかし連休でまた元に戻る園児もいます。




 新入園児にとって4月は園生活になれる一月です。試運転の時です。保護者のみなさんにとっても同じことと思います。初めて知る先生とどのように向かい合っていけばいいのか。先生たちも初めての園児の性格や特徴を覚える大切な時期です。




 人間お互いの交流の中で生活しています。これは人間だけでなく哺乳動物の共通した点です。お互いの交流がスムーズに行けばお互いの関係がうまくいきます。反対にお互いの交流が上手くいかないと関係がまずくなります。




 相手とのお互いの交流。これは最近の育児講演会、親業、保育士の研修で人間理解の基本として存在しています。私たちの交流は親子だけでなく夫婦、友達、職場の人間関係等々で見られます。




 「交流分析」わたしたちは余り聞くことのない言葉です。日本に紹介されたのは1976年でした。ですからまだ新しい心理学です。




 私が初めて知ったのは1990年でした。東京に週一で通い学びました。その後、保育の世界に「保育カウンセラー」が取り入れられました。そのベースも交流分析です。これを知ることによって対人関係での悩みはだいぶ軽減されます。




 親子でも親子の交流があります。相手によって交流の仕方は変わってきます。今年度、皆様に交流分析の学びをしたいと思われる方がおられたら学びの場を作ってみたいと考えています。きっとお役に立つと思います。




 わたしはクリスチャンですから神様との交流を持っています。神様は私に「あなたはわたしの愛する子。わたしの心に適者。」と語りかけてくださいます。これは神様との交流です。神様のこの言葉を聞く時わたしに平安が生まれてきます。

4月


私のところに来なさい。





 私たちが38年前に保育園を始めた時の理念があります。それは聖書に書かれているイエス様のお言葉です。




 「子どもたちを来させなさい。私のところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである。」子どもたちが来ることを妨げてはならない。




 いよいよ今年度から「子ども子育て支援新制度」が始まりました。これは幼児教育の戦後60年の中で一番大きな変化です。




 今までは「保育に欠ける子ども」が保育園に来ることが出来ました。今年度からは「保育を必要としている全ての子ども」が受け入れられる様になりました。




 そもそも幼児はだれでもが保育と教育を必要としているのです。しかし今までは大人の都合で保育教育を受けられる子どもと受けられない子どもとに選別されてきました。今までの制度は大人中心の制度でした。




 新制度は子ども本位、子ども中心の制度です。私はこの制度がまだ固まらない7年前にいち早く小羊保育園に取り入れました。茨城県の民間保育園では第一号です。




 総合施設とか、認定こども園とか名称がいろいろ変わりましたが「認定こども園」で決まりました。認定こども園は保育と教育を必要としている子ども全てが受けいられてもらえるだけでなく(定員は市の認可制です。)保育園の良さと幼稚園の良さを合わせ待った施設として法整備がされています。




 子どもたちに保育をする職員は「保育教諭」と呼ばれます。新制度において国は保育の質の高さを求めているのです。




 しかし制度が変わっても子どもに対する思いは変わりません。こひつじ園は今まで培ってきた小羊の伝統である、明るく、元気に、伸びのびと園児たちが成長するように職員一同、同じ思いを持って進みます。




 私たちは潮来に「こひつじ園あり」と認められるよう研鑽を積みながらこれからも頑張っていきます。新年度にあたり保護者の皆さまのご協力をお願いします。

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※スライドショーの1人単位の園児写真は保護者の了承を頂いての掲載です