6月
日々に感謝
こひつじ園園長 浅利 みどり
6月、水田の稲も少しづつ伸びはじめ、カエルの声も大きくなってきます。
高速バスで東京から潮来へ帰ってくるとき、佐原のパーキングを過ぎると視界180度、川と水田の風景が目に飛び込んできます。とても気持ちがよく、素敵な地域だなといつも感じます。遠方から訪れた方もこの風景に感動し、空気が美味しいと言ってくださいます。
慣れた場所や何気なく過ごす毎日のことですと、見過ごされてしまうことも多いかもしれません。子どもの成長も毎日一緒にいると気づかないけど、その成長の大きさに改めて喜びを感じる瞬間もあるのではないでしょうか。
先日、つくし組(1歳児)のお部屋に行き、子どもたちの可愛いさに夢中になって一緒に遊び関わっていました。するとテラスからさくら組(5歳児)の男の子が「みどりせんせい!こっち来て!」と何か言いたげに呼んでいました。
近づいて「なあに?」と聞くと「あのさ、みどりせんせいってさ、子どもと遊ぶのがすきなの?」と。まさかそんな言葉が来るとは思わなかったので少し驚いたのと同時に嬉しくなりました。子どもの目に、私が“子どもたちと遊ぶことが好き”が伝わっていたんだ!と。
子どもに大人の姿はどう映っているでしょうか。楽しそうだな、大変そうだな、嬉しそうだな、怒ってるな、など。人間なので色々な感情が大人にもあります。子どもにもあります。しかし、子どもの目に映る大人や親の姿が良好なものでありたいなと思います。
今月の聖書のみ言葉は、
『 いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことについて感謝しなさい。 』です。
日々の生活の中で、このような気持ちになれないことは多々あるでしょう。頑張っている証拠だと思います。しかし、日々のことに喜び・平和を祈り・感謝する気持ちを心の中にとどめて発揮できたら、素晴らしい人生になっていくと聖書は言っています。子どもの目に素敵な姿を見せていけるのではないでしょうか。
まもなくジメジメした梅雨の季節になりますが、雨が降ることに感謝し日々過ごしていきたいですね。
5月
新緑の季節
こひつじ園園長 浅利 みどり
いよいよ新年度のスタートです。新入園児のみなさん、入園おめでとうございます。そして在園児のみなさん進級おめでとうございます。
新年度が始まり早くも1か月が過ぎました。子どもたちは新しい環境にも慣れてきて、安心しながら遊び活動している様子が見られるようになりました。
例年、園庭の藤の花はゴールデンウイーク中に満開になり、子どもたちに見てもらえないのが残念でした。今年は開花が早く、八重桜も同時に満開になり、二つの色が重なりとてもきれいでした。
これからは新緑の季節となります。神さまが創造された自然の美しさを子どもたちと一緒に感じていきたいと思います。
先日、我が家の子どもたちの体育祭がありました。生徒の皆さんがそれぞれの分担や競技を全力で取り組み、楽しみ、悔しがったり喜んでいる姿にとても感動しました。そして閉会式での達成感の表情も素敵でした。(私事ですが、娘がこひつじ園ひよこ組から一緒に育った友だちと高校で再会し、共に頑張る姿も嬉しかった一コマです。)
こひつじ園では年中・年長さんがマーチングバンドをします。こひつじ園のチーム名は「 リトル☆エンジェルス 」です。今年度も少しずつ練習が始まります。
保護者会でもお話させていただきましたが、マーチングを通して子どもの様々な成長を促していきたいと願っています。
例えば、音や人の話をよく聞くこと、みんなと協力すること、体力をつけること、頑張ることなど。その他にも色々ありますが、頑張って練習して「 できた! 」をたくさん経験し、積み上げてきたものがマーチングの発表になって達成感を味わうことができます。
その達成感が人生の中でチャレンジしたり頑張るときの原動力になることでしょう。またそうなってほしいと願っています。 今年度の「 リトル☆エンジェルス 」にも温かい応援と励ましをよろしくお願いいたします。子どもたちのどんな姿が見られるか楽しみです。
こひつじ園で歌っている賛美歌の♪おおしくあれ♪のもとになっている聖書の一節を紹介します。
『 強く、また雄々しくあれ。主があなたと共におられる。主はあなたを見放すことも、見捨てられることもない。』(聖書)
新緑の季節、自然の力強さのように私たちの心も体も健康に過ごしていきたいですね。
※主(しゅ)とは神さまのことです。
4月
あかるく げんきに のびのびと
こひつじ園園長 浅利 みどり
いよいよ新年度のスタートです。新入園児のみなさん、入園おめでとうございます。そして在園児のみなさん進級おめでとうございます。
新年度にあたって、こひつじ園の「教育・保育」の理念と方針をお伝えします。
理 念 「 あかるく げんきに のびのびと 」
方 針 「 人間形成の最も大事な乳幼児期の児童を、キリスト教教育・保育を基本とし 心身ともに健全な発達育成に力を注ぐ。」
理念の「 あかるく げんきに のびのびと 」は、創立以来ずっと合言葉として掲げてきました。 先日、立派にこひつじ園を卒園していった子どもたちもこの言葉が胸に刻まれています。
私もこひつじ園の卒園児ですが、その時からの友人は今でも子育てや仕事をする際に「 『 あかるく げんきに のびのびと 』だよね!」と言ってくれています。ぜひ皆さんも覚えていただけたら感謝です。
ご存知の通り、こひつじ園はキリスト教を軸として教育・保育をしています。毎月、聖書の言葉を一節暗唱します。そして良いことは何かを伝えています。
乳幼児期は人間の基礎、土台が培われる大事な時期です。愛情いっぱいに育てられ、心が満たされると生きる力が湧いてきます。ひとり一人が大切で愛される存在だということを、たくさん伝えていきたいと思います。
今年度も「 あかるく げんきに のびのびと 」の言葉を合言葉に保護者の方々と協力して、子どもたちのより良い成長のために、職員一同頑張っていきたいと思います。
行事等様々な面でご協力をいただくことがあると思いますが、新年度もどうぞよろしくお願いいたします。