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3月

輝かしい未来へ



何度もお伝えしていますが、今年度は卒園生の活躍がたくさん聞かれた1年となりました。その他にも私の耳に届いていない活躍がたくさんあったと思います。


偶然会った卒園生が愛おしそうに赤ちゃんを抱いて「お父さんになったんです。」と報告してくたこともありました。


大学に進学し勉強しつつも楽しんでいる様子や大学卒業を迎え就職が決まった報告。就職してそれぞれの場所で頑張っている様子、中学校・高校で部活や勉強を頑張っている様子、学校には行けていないけど通信教育を受けながら興味のあることに力を注いでる様子など。


卒園していったあの子たちはどうしているかなと思い出すことも良くあります。 一人ひとり、こひつじ園にいた頃の可愛い笑顔が忘れられません。


卒園生がそれぞれの歩みを進めていく中にはご家族の助け、応援、励ましがあったことは間違いありません。先に挙げた子どもたちも努力して素晴らしい結果を残しましたが、そこには家族の方の助けが大きくあったことを感じています。


また、小さい時に発達が気になり心配したお子さんもいました。大きくなる中で苦悩した時期があったことも聞き心配もしました。しかし大人になった今は自分の好きな音楽を勉強しギターを楽しそうに見事に弾いていました。その映像を見て私はとても感動しました。


子どもたちのこれからの人生や歩みはそれぞれです。もしかしたら大変なこともあるかもしれません。そういった中でも愛されて育った子どもはきっと力強く歩んでいけると信じています。


こひつじ園で過ごす大事な乳幼児期は人を作り上げる根っこの部分を育てています。根っこがしっかりしていると木は丈夫に力強く育つことが出来ます。根っこになる乳幼児期に良いものをたくさん受け、愛を感じ、伸び伸びと過ごすことができるよう、そう願いながら私たちは保育・教育をしてきました。


子どもたちがそれぞれの場所で、それぞれの輝きを放ち、自分も周りの人も大切に生きていくことができるように祈っています。 これからも子育ては続いて行きます。お父さん、お母さん、頑張ってください!時には休憩もしつつ。


そして、子どもの成長を喜び楽しんでいきましょう。子どもも親も輝かしい未来があるように応援しています! 


今年度も1年間、ご協力ご理解いただきありがとうございました。心から感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。


2月

子どもの「宝」さがし


こひつじ園 副園長  平山和子

新しい年に入り、早くも一か月が過ぎ、子どもたちの日ごとに成長している姿を見つつ、嬉しく感動しています。


ばら組からさくら組の子どもたちは、ほとんど毎週月曜日、遊戯室に集まり、合同礼拝の時を過ごします。私が前に立つと、子どもたちのキラキラした輝いた目が私の方を見つめます。今日は何の話をしてくれるのかと聞こうとする耳を傾け、目を向けて、聞いている姿に感動します。去年の4月と比べたら全く違う姿を見ることが出来ます。こんなに成長していくとは、本当に嬉しいですね!


子どもは一人一人、みんな違います。同じ3歳でも、4月生まれと早生まれでは、だいぶ差があります。しかし、お友達との生活の中で、いろいろな関係の中で、みんなそれぞれ成長しているのです。一人一人とても可愛いですし、一人一人に輝く「宝」を見ます。沢山の宝を持っているのです。その宝を見つけ感じた時の感動は素晴らしいですし、毎日、まるで宝さがしをしているようです。


よく観察し、よく見守り、よく関わり、会話をしながら子どもの心の声を聴くとき、宝が見えてくるのです。


一人一人、それぞれの個性があります。同じ人は誰もいません。私たちから見て、親から見て、良く思えるところと、受け入れがたい点もチラホラあるでしょう。その時に、私たちがどう受け止めるかによって、対応の仕方が変わってきます。子どもはありのままを見てほしいし、ありのままを受け入れて、聴いて欲しいのです。


会話の中で、自分の気持ちを言えることはとても大切です。言えたことを褒め、次の段階に話を進めていくと、お互いの心に納得と解決が与えられていくのです。ですから、今の姿で子どもを決めつけないで、少し先、もっと先を見据えて、見守っていきましょう。


持っている宝が十分に磨かれて、それぞれに相応しい豊かな人生へと前進していくことができるように、祝福をお祈りしています。


「 わたし(神様)の目には、あたなは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。 」
(イザヤ書43章4節:聖書)

You are a Very Important Person in God's eyes.


1月

希望をもって



新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。2024年もこひつじ園の子どもたちの健やかな成長のため職員一同、頑張っていきます。


新たな1年がスタートしました。例年よりもあたたかな年末年始だったと感じましたが、皆さんはどんなお休みを過ごされましたでしょうか?


我が家は、都内で一人暮らしをする大学生の長男が帰省し、賑やかな年末年始となりました。一方で年始から災害や事故など胸が苦しくなるようなニュースも入ってきて、東日本大震災のことを昨日のことのように思い出されました。


私は育休中でしたが会議のため園にいたところお昼寝明けの大きな揺れ。園児は職員誘導のもと園庭に避難し、保護者の方が順次お迎えに来てくださいました。私も抱っこ紐で生後2か月の次男を抱いて園児を誘導し避難させたのを覚えています。


連絡のつかない園児は園バスを温め、その中でお迎えを待つことが出来ました。今回の災害や事故の様子をみても日頃の備え(物資や心備え)、訓練の大切さが良くわかります。


こひつじ園でも毎月1回避難訓練(火災・地震・不審者等)行っています。今年も安心・安全に保育と教育を行っていきたいと思います。


世界をみると戦争や災害など、このような時代を生きている私たちです。しかし日々成長する子どもたちと接していると希望が湧いてきます。うれしい時は笑顔いっぱい、頑張る時の真剣なまなざし、悲しい悔しい時は泣いたり声をだして怒ったり、そして甘えたい時にはぎゅーっと抱き着いてきたり。毎日生き生きとパワーが満ち溢れています。


家庭の中でも親が笑顔で明るい様子でいると子どもは安心します。反対に親が不安でいたり不機嫌でいると、子どもも不安な気持ちになります。大人も子どもも希望を持って「あかるく げんきに のびのびと」と生活できたらいいですね。


日々大変なことも少なからずあると思います。神さまはどんなときにも私たちのそばにいて守ってくださいます。苦しい時には励ましていてくださいます。子どもたちにも礼拝の時にそうお話をします。私もこの1年神さまに守られて希望と喜び、そして感謝を持って歩む1年にしたいと願っています。


寒さが厳しくなり感染症が心配される中ですが、感染症対策を十分にし元気に過ごしていきましょう。ご家庭での健康管理もよろしくお願いいたします。


2024年、子どもたちやご家族の皆さんの健康が守られ「 明るく元気にのびのびと 」した1年になりますよう心からお祈り申し上げます。1年間ご理解ご協力のほど職員一同よろしくお願いいたします。


12月

幼児教育の大切さ


こひつじ園 理事長  平山豊治


今年は卒園生の活躍のニュースが次々と伝えられてきました。夏の甲子園大会で茨城県代表、土浦日大高等学校がベスト4にまでなりました。これはすごいことです。その中で4番バッターを務めたのが卒園生です。


また鹿児島で行われた全国競技大会ボート部で優勝したのも卒園生です。さらに中学全国陸上大会100メートルで11秒を切り23位になったのも卒園生です。


11月に行われた全国少年主張の大会(秋篠宮の次女佳子さま臨席)、47都道府県から12名が選ばれて発表をしていました。12名のうちに卒園生がいました。


わたしにとって一人ひとりが懐かしく思い出されます。その中には生後一か月半でバスケットに入って登園した子もいました。


今、小学校、中学校、高校の先生たちと話していると「小学前の過ごし方はとても大切と思う。」という話を聞きます。わたしが50年前、学習塾をしたときにそのことの大切さを身に染みて感じました。その思いが保育園を始めた動機にもなっています。


わたしが45年間園長として過ごしていた時、私の心にはいつも聖書の言葉がありました。「イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。」です。


人間の成長には

1,知恵が必要です。知恵は生後半年からついてきます。集団生活の中での出来事で多くのことを学びます。

2,肉体の成長です。生まれたばかりの赤ちゃんはすぐに体を動かします。人間は動くことによって肉体の成長が行われます。

そして3つ目は「神と人とに愛されることです。」これは心の問題のことです。


我々の生活が神様から見られても、人から見られても恥ずかしくない生活を送ることは幼児期に身につけるべきことと思います。聖書は人生のバイブルです。是非読んでみてください。


11月

マーチングを通して



10月29日(日)津知地区市民運動会にて気持ちの良い秋空の下、今年度最後のマーチング発表を行いました。3年ぶりの市民運動会開催とのことで、久しぶりに地域の皆さんにも見て頂くことが出来、良かったです。


練習の成果が存分に発揮することのできた発表となりました。毎年発表する園児が違いますので、何年やってもその都度、新たな感動を頂きます。子どもたちにも感謝でいっぱいです。


こひつじ園では30年以上マーチング活動を保育・教育活動の中に取り入れています。上手に発表することも大事な目標の一つですが、その過程を大事にしています。


たとえば、毎朝のかけっことラジオ体操は体力づくりです。室内で“ハイハイゲーム”(四つん這いで歩く)をして体幹を鍛えます。体幹が整うとお話を聞くときにじっと止まって話を聞くことができます。


また、歌をただ大きく叫ぶように歌うのではなく、正しい音程でみんなで合わせて歌う。みんなで合うことによって楽しい歌が気持ちよく歌えます。音を聞こうとする力は人のお話に耳を傾けることにもつながります。


マーチングにおいては、音や演技を覚えることは努力すること。みんなと合わせることは協調性を育み、出来たことによって自信がつき、それを発表し大勢の方に見てもらい褒めてもらい満足感を得ます。


そのように子どもたちにとって、より良い成長につながることを願いつつ今年度もマーチング活動を行ってきました。園の活動はマーチングだけでなく、好きな遊びに没頭したり、友だちと保育者とコミュニケーションを取ったり、指先を使って制作をしたり、様々な活動をしています。


先日、卒園生の香取君と須賀君(二人とも全国の舞台で大活躍)が来園してくれました。そこで色々な話を聞くことが出来ました。二人に共通しているのは目の前のことに真剣に向き合い、またそれを楽しんでいるということでした。


卒園生の頑張っている姿はとても嬉しいです。卒園していった子どもたちの活躍の場はそれぞれ違いますが、置かれている場でたくましく楽しく生活していくことをいつも願っています。


人間の基礎を培う、この大事な乳幼児期により良いものをたくさん経験し触れて感じて毎日安心・安全に過ごせるよう、これからも保育教育していきたいと思います。元気に登園できるよう日々のご家庭での子育てありがとうござます。


今月も“ あかるく げんきに のびのびと ”過ごして行きましょう。


10月

共感する



卒園生活躍の続報です。鹿児島国体に茨城県代表として出場した須賀優輝くん(高校3年生)が少年男子シングルスカルの部で見事優勝を飾りました。


高校最後のレースで有終の美を飾りました。夏に行われたインターハイでも全国3位という立派な成績を収めましたが、今大会では一番上の表彰台に上りました。


日々の努力、あきらめない精神、周りの方々のサポートがあったことと思います。彼のコメントで「親や監督、仲間の支えがあってこその優勝」とありました。


一番に“親”を挙げたこと、周りの方への感謝の気持ちを表す姿に感動しました。なかなかお会いできない卒園生もいますが、皆それぞれの場所で頑張っていることと思います。


先日は、こひつじ園の運動会を鹿島スポーツセンターにて行うことが出来ました。日程・場所の変更等もありましたが、無事に開催することが出来ました。保護者会役員会の皆様をはじめ保護者の皆様、ご家族の方々のご理解とご協力に改めて感謝申し上げます。


子どもたちは運動会を通して様々な表情を見せてくれました。どの姿も可愛く、また大きくなった一人一人にたくましさも覚えました。


私はマーチングも担当させていただいています。ここまでの練習を共に過ごしてきましたから、初めての発表でこんなにも堂々とした演奏演技をみせてくれた子どもたちに心打たれるものがありました。子どもたちと共に達成感を味わい、喜びを分かち合いました。残されている発表も素敵な姿を見せてくれることと思います。


マーチングを通して頑張る力をつけ、お友だちと合わせる協調性、出来たことの自信と満足感、そして発表を通して出来たことの自信・満足感・達成感・やり抜く力など様々な面においても成長を見せてくれると思います。引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。


今月のみ言葉(聖書のことば)は「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」です。私たち保育者は子どもたちと接するとき“共感する”ことを大切にしています。


まだ言葉の話せない子であれば、泣き方や喃語を通して何を伝えようとしているのか感じ取り言葉をかけたり抱いたりします。また子どもが嬉しかった時には「うれしいね」「よかったね」と、悲しい時には「痛かったね」「悔しいね」など。共感することで子どもたちの気持ちは安心感に包まれます。


大人も同じではないでしょうか。そういった関係の中で育った人は、他の人へ共感することを覚え、良好な関係を築いていくことができるようになるでしょう。親への感謝の気持ちを堂々と語れるようになるかもしれません。


今月の聖書の言葉の続きにはこうも書かれています。「すべての人と平和に暮らしなさい。」


暑さも落ち着いてきて、過ごしやすい気候になってきました。この季節や今の成長時期だから感じられる子どもの成長や可愛さを、子どもたちと保護者の方とこひつじ園の先生たちと共に喜び、時には共に考える毎日になればと思います。


9月

目標を目指して



先月の園だよりで書かせて頂いた卒園生の活躍。甲子園の試合を毎試合ドキドキしながら応援していました。


土浦日大高校で4番を打っている香取蒼太くん。試合に向かう集中したあの表情は心を打つものがありました。ベスト4まで進出し本当に素晴らしかったです。


また先日、全日本中学校陸上競技大会100m走に出場した田原綾真くんがお母さんと一緒に報告に来てくださいました。背丈も伸び、体つきも陸上選手そのもの、何よりいきいきとした表情をみてとても嬉しかったです。


これから試合がまだ続いて行くそうですが、もっとタイムを伸ばしたいと目標を語ってくれました。


二人とも自分やチームの目標に向かって頑張っている姿は、こひつじ園のモットー「 明るく元気にのびのびと 」そのものだなと感じました。また頑張っているその姿はとても輝いていました。


 今月の聖書のお言葉は「 神がお与えになる賞を得るために目標を目指して走ります。 」です。


子どもたちは近づいてきた運動会に向けてお遊戯やマーチングなど練習を頑張っています。格好良く出来るようになりたいや、みんなと一緒に出たいなど色々な気持ちがありますが、お家の人に見せたい!という目標が一番大きいのではないでしょうか。やはり頑張っている表情は真剣でいきいきとしています。


 皆さんは何か目標としていることはありますか?出産を控えている方でしたら、元気に赤ちゃんを産む、子育て真っ最中でしたら目の前の子どもの成長が第一の目標かもしれません、仕事をしている方でしたら達成したい内容があるかもしれません。


以前、尊敬するハワイ在住の牧師先生に「 ビジョン(目標)を持ちなさい 」と言われたことがあります。その言葉を今回の卒園生や子どもたちの姿をみて再確認できました。私は園長なりたてですので、こひつじ園の子どもたちがより良く成長していくこと(家に帰れば我が子たちの成長)、これが今の目標です。


 認定こども園には「 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 」というものがあり、それに則って、各園の理念や目標に向かって日々保育と教育をしています。


要領の中に“幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿”があります。一番目に書かれているのが【健康な心と体】(充実感をもって自分のやりたいことに向かって心と体を十分に働かせ、見通しをもって行動し、自ら健康で安全な生活をつくり出すようになる。)とあります。目標を目指して行動することもここにあたります。


0歳児の子どもでも目の前のおもちゃを見てどう遊ぼうか、どう転がそうか、など色々考え行動しています。各年齢に応じて子どもたちは目の前の日々を精一杯生きています。


 今月は運動会があります。例年にない猛暑のため、子どもたちの安全を考え開催場所の変更をすることになりました。それに伴い日程の変更になってしまい申し訳ありませんでした。ご協力・ご理解を頂けますようよろしくお願いいたします。


そして頑張っている子どもたちにたくさんの温かい声援をよろしくお願いいたします。たくさんの笑顔が見られる運動会になりますように!


8月

成長の喜び



7月に4年ぶりの卒園児バイブルキャンプを行うことが出来ました。4年生~6年生の卒園生約20名参加し、楽しい1泊2日を白浜少年自然の家で過ごしました。

久しぶりに会った子どもたちの目の輝きはあの頃のまま。背丈も伸び、考え方も少し大人になっていまいた。どの子も素直で「明るく元気にのびのびと」育っていることを実感しました。


最近卒園生の活躍しているニュースが次々と入ってきました。甲子園出場を決める茨城県大会決勝戦に出場するとのこと。4番でバッターボックスに立つ姿はとても凛々しく格好良かったです。


試合に勝利し喜ぶ姿は、優しくて笑顔のかわいい園児だった時の面影が垣間見えました。甲子園での活躍も期待し応援しています。


またボート競技でも全国大会第3位という好成績を収めた卒園生の姿にも感動をしました。園児の時とは全く違う体つきにどれだけのトレーニングを積んだのか、とても頑張ってここまで来たのが良くわかりました。


高校生全国弓道大会にも出場する卒園生がいるとのこと。これから試合があるとのことで陰ながら応援したいと思います。他にも今回の卒園生バイブルキャンプにお手伝いに来てくれ一生懸命お手伝いをしてくれた卒園生(高校生)もいました。


卒園していった子どもたちが、活動の場はそれぞれ違いますが、夢を追い、またそれぞれ置かれた場所で「明るく元気にのびのびと」頑張っていることはとても嬉しく励みになります。


脳の働きには様々な機能がありますが、その発達は一律ではなく、小さいときに育つ部分、小さいときからの積み重ねで思春期になってからもなお発達していく部分があるそうです。


特に「人間らしい心の活動にかかわる部分は、遅いタイミングで発達のピークが来る」とも言われています。ですから「生まれてから青年期までの経験や生活習慣の影響が出てきやすい部分」ということです。


乳幼児期の子育てがどんなに大事か。また発達を促すためには色々とありますが、やはり基本的な生活習慣【早寝・早起き・朝ごはん(パンよりお米のほうが脳の働きには良いそうです。)】や、ゲームやインターネットでの子育てでなく直接かかわり、コミュニケーションを通して沢山感じて考えることが大事です。


とは言っても、子育ては大変なこともたくさんあるでしょう。発展途上のなかにいる子どもたちは大人の思っている通りにならないこともあります。今発達している途中なのだから仕方ないですね。


しかし関わり方によっては、どんどん良い方向へ成長する力が子どもたちには備わっています。大人が思っている以上に子どもの持っている能力は大きいです。


“ 今月のみことば ” の通り子どもたちは光り輝いています。それと同時に子育てに奮闘しているお家の方々、こひつじ園の職員も皆素晴らしく光り輝いていると思います。


「 あなたがたは世の光です。」
マタイによる福音書5章14節(新約聖書)


7月

育児にゆとりを


こひつじ園 理事長  平山豊治


私が園長を退いてから巻頭言を書くことはないと思っていましたが、園長から原稿の依頼が来ました。


私は今年7月の誕生日を迎えて満76歳になります。30歳の時、手元に何もないところから小さな「小羊保育園」を始めました。30歳の若さにはビジョン、パッションがありました。


あれから46年はあっという間に過ぎた感じです。最初の園児は今、祖父、祖母になり孫が通園しています。


先日このような話を聞いたことがあります。「昔の成功話を若い人に話すことはやめましょう。」と。


40年前と今では社会状況が大きく変化しています。40年前によかったことは今いけないこととして受け止められていることもあります。


しかしそんな中でも育児に関して基本的なことは今も昔も同じではないかと思います。育児は長いスタンスで見ることの大切さを思います。


30年前とても手をやいたお子さんが今、立派なお父さんになり、園整備の時「昔、園長先生の手をかけたので一番難しいところをしますのでやらせてください。」と話してくれたお父さんがいました。人は成長すると教えられました。


今、目の前のお子さんの状態を心配し、色々細かく指導をする親御さんを時々見ることがあります。子育ては長い目、大きな目で受け止めることは大事なことと思います。一長一短に慌てず子供の将来を信じ受け止めることと思います。


私の最初の孫が園にいた時、何かと心配した時もありました。その孫はこの春、大学一年生になりました。身長は180センチ以上あります。


イエス様は子供が大好きです。聖書には、イエス様に守られている子は「身も心も健やかに成長していきます。」と書かれています。こひつじ園の子供たちは神様に守られ成長しています。これが大切です。


育児にゆとりを持ちましょう


6月

出会いに感謝


こひつじ園 園長  浅利みどり

先日、茨城県内のこども園や保育園の園長が集まる研修会があり、主に少子化について話されていました。少子化の中で私たちこども園ができることは何か、考えさせられる時間となりました。

少子化を思う時に、こひつじ園に現在こうして可愛い子どもたちたちが通ってきてくれること、こひつじ園に保護者の方が送り出して下さることは本当に感謝なことだと感じています。


こひつじ園を卒園するときに、子どもたちひとり一人が“明るく元気にのびのびと”巣立っていけるように毎日大切に保育教育していきたいと思います。


園では子どもたちの小さな社会が広がっています。0歳児の園児も「あー」と友だちや保育者に何かを語りかけたり、お互いに言葉は発しなくてもジーっと見つめあったりしています。徐々に自分の意思が前面に出て手が出てしまうこともありますが、泣いている友だちを見て「やっちゃった・・・」という表情をみせます。


また少し大きくなると友だちの気持ちに気づき、自分の気持ちに折り合いがつけられるようになってきます。また先生に褒められて得意げな表情をみせるときもあります。


いろいろな人とのかかわりの中で嬉しいこと、楽しいこと、悔しいこと、悲しいこと、様々な経験して子どもたちは一歩ずつ成長しています。


今月の聖書の言葉は「いつも喜んでいなさい。たえず祈りなさい。すべての事について感謝しなさい。」です。この言葉は私も大好きでいつも心に留めるようにしています。


このみことばのように毎日生活できれば素敵ですが、感謝できないことがあったり、不平ばかり言ってしまったり、反省することがあるのも正直なところです。


我が家ではこの4月に長男が進学のため一人暮らしを始めました。当初はとても寂しく心配する日々でしたが、楽しく学生生活を送る様子を聞き一安心しています。これも感謝なことです。まだ我が家に3人の子どもたちがいますのでしばらくは賑やかな日々が続きそうです。


これまでの子育てを振り返るときに、いろいろな人に助けてもらい、いろいろな人との出会いがあって、今の姿に成長してきたのだと感じています。家族はもちろん、こども園の先生や学校の先生、友だちや先輩後輩、私の友だちや習い事の先生、近所で見守ってくださる方・・・。一つ一つの出会いで成長させてもらいました。


私たちは一人では生きていけません。一つ一つの出会いを大切にそして“感謝”して“喜んで”いけたら素晴らしいですね。


5月

五感を使って


こひつじ園 園長  浅利みどり

今年は園庭の藤の花が4月に満開を迎えました。例年ですと、ゴールデンウイーク中に満開を迎えるので、今年はみんなに見てもらうことが出来良かったです。


新年度がスタートし1か月が経ちました。新しいお部屋や、先生、お友だちにも徐々に慣れ、新入園児も安心した表情で遊びを楽しみ、笑顔が見られることが多くなってきました。これから更に充実した園生活を送ってくれることでしょう。


私たち職員は定期的に研修に参加したり、研修を受けた職員から報告を聞いてその学びをシェアしています。子どもたちは十人十色。一人一人により良い保育と教育をしていく、またその時の社会背景や、子どもたちを取り囲む環境の変化など、それぞれに対応していくためには学びは欠かせません。


研修の中でよく聞く言葉に「非認知能力」というものがあります。


ご存じの方もいらっしゃると思いますが、「非認知能力」とは“目標に向かって頑張る力”や“人とうまくかかわる力”や“感情のコントロール力”など、数値的には図れない目に見えない部分の能力と言われています。


子どもたちは様々な体験を通して、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を使って情報を得、認知能力や非認知能力を育てています。


園の生活の中でも沢山の体験を通して、五感を使い、楽しい気持ちや、悔しい気持ち、うれしい気持ちや気持ちよかった気持ち、悲しい気持ちなど色々なことを感じて育って行きます。私たち保育者や栄養士も子どもたちの育ちを意識して日々子どもたちと接しています。


ご家庭ではどうでしょうか。子育てをメディア(テレビ、DVD、タブレット、スマホ、等)に頼りすぎてしまうことはないでしょうか。


人間の基礎が育っているこの乳幼児期は五感を使っての育ちはとても重要です。メディア活用は一方的な情報の収集になり常に受け身であり、相互のかかわりがありません。乳幼児期に大切なのは体を使って遊び、考え、感じることです。情報が溢れ、メディアが発達している中で、すべてなくすことは難しいです。しかし、少し意識して子どもと関わってみてはいかがでしょうか。


ゴールデンウイークのお休みになります。子どもたちと体を使って、たくさんふれあい、楽しいお休みになりますように!そしてまた元気に、新緑のように生き生きとした5月を過ごして行きましょう。


4月

新年度のスタートです!


こひつじ園 園長  浅利みどり

新入園児のみなさん、ご入園おめでとうございます。そして在園児のみなさん、ご進級おめでとうございます。


4月新年度がスタートしました。今年度もこひつじ園のモットーにあるように「 明るく、元気に、のびのびと 」過ごして行きましょう。


先月、たくましい表情の子どもたちが卒園し、巣立っていきました。小さいころからその成長を近くで見させて頂き、立派な姿に胸がいっぱいになりました。小学校でも色々なことに挑戦し頑張っていくことと信じています。


そしてこの度、可愛い新入園児をお迎えすることができ、可愛いその姿をうれしく思っています。この1年もこひつじ園の子どもたちがどんな成長を見せてくれるのかワクワクしています。


0歳~小学校に入学するまでの約6年間は、身体も心も頭も大きな発達を遂げます。頑丈な家を建てる時、基礎が大事になるように、人も人間性の基礎がとても大事になってきます。脳の働きにはいろいろありますが、この時期は「からだの脳」「おりこうさん脳」そして「こころの脳」が育っていきます。この3つをバランスよく育てることが大事です。


最初に育つのは「からだの脳」。基本的な生活習慣“早寝・早起き・朝ごはん”です。体が元気に整うことによって「おりこうさん脳」が育っていきます。発語があったり、スプーンが持てるようになったり、いろいろなことを習得し始めます。


発達のピークは6歳から14歳ころまでと言われています。そしてさらに高度な「こころの脳」は10歳を過ぎてようやく完成に向かうとのことです。


この大切な乳幼児期に関わらせていただくことは、本当に大切な仕事です。私たちは子どもたちがより良い成長をすることが出来るよう、安心安全を大切に職員皆で心を合わせてお子さん一人一人を大切に教育・保育をしていきたいと思っています。


生活する中で色々なことがあるかもしれませんが、どうぞご理解とご協力を頂けますよう、よろしくお願い致します。子育ての色々なことを共有し、大切なお子さんを一緒に育てていきましょう。


聖書の教えの中に「あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である。」(ルカによる福音書9章48節)というイエス・キリストが語られた言葉があります。


子どもの存在は尊ばれるべき存在です。一人一人を大切に子どもたちの健やかな成長を楽しみ喜んでいきましょう。



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