3月
感謝と喜びの1年間
2020年度の言葉に「新型コロナウイルス感染」があります。
これは保育界だけでなく全ての業界、また日本だけでなく国際的な地球規模のウイルス感染です。こんなに長くコロナウイルス感染が続くとは当初、前安倍総理も予想していなかったようです。
今年度の入園式(顔合わせの時)は、遊戯室(ホール)でなく園庭で行われました。幸い天気も良く桜も満開の中で行われました。しかしその後の予定が大幅に変更されました。
皆で楽しみにしていた東京ディズニーランド遠足が中止、お泊り保育、マーチング演奏発表会、運動会、クリスマス会、老人施設慰問、等など例年と違う企画で行わなければならなくなりました。
さらに気を遣うのは感染防止策です。空気換気、消毒、マスク、健康管理の徹底と。ようやくアメリカなどで発明されたワクチンが出回り接種が始まりました。
このウイルスはこれからも存続します。感染防止の努力は怠ってならないと思っています。乳幼児のマスク着用は困難です。園児たちは毎日マスク無しで園生活をしています。しかし園児たちに今のところ感染者がいないことは安心です。だからと言って油断はできません。
コロナ感染防止に気を使った一年でしたが、園児たちの成長は毎年変わらない成長の一年間でした。
先生たちと面談をしているなかで、一番うれしいことは担当の園児たちが成長している姿を実感することと話してくれています。4月に比べるとその成長は著しいものがありますと。
それは乳児クラスも、幼児クラスも同じです。毎日、接している先生たちが実感していることです。園児たちの成長に喜びを感じてする保育教諭は素晴らしいことと思います。
我々の願いはどんな中でも「明るく、元気に、のびのびと」育ってほしいことです。保護者の皆様の協力があってのことです。一年間のご協力を感謝します。
2月
身体を動かす遊び
この冬の寒さは年末から厳しい寒波が来ました。北陸、東北地方は大雪に覆われ高速道路、一般道路の車が雪に塞がれて長い渋滞が数回起きました。
我々関東地方では余り雪の景色を見ないのでテレビに映る雪景色を見るたびに驚きを感じます。
和子先生が新潟大学教育学部大学生の時、キャンパスが上越市にありました。大雪で道路が雪で塞がれている映像をみて50数年前を思い出しています。
しかし我々関東地方は晴れの日が多く、北風も強く吹くときがありますが、そんな中でも園児たちは外に出ると、自分が遊びたいところに一目散に駆けていきます。
年齢によって遊びの違いがみられます。今ばら組さんの子たちは三輪車が好きです。最初は真っすぐに進まない姿ですが、だんだんペダルを強く踏みハンドルも上手に操作することが出来るようになります。真っすぐ進むことが出来るようになると、三輪車を連結して、数台の三輪車を後ろにつけペダルをこいでいます。
先日、目を園庭に移すと、ある園児が三輪車を長く連結して走っているのです。思わずその数に驚き数えてみると10台はありました。先頭の園児は後ろを見ながら園庭を広く進んでいるのです。まるでムカデのようでした。
ゆり組の年齢になると、一台に3人から4人が集団で乗り進んでいます。子供たちは一つのことが出来ると次のことに挑戦していきます。遊びが大きく複雑な遊びになっていきます。
さくら組さんはドッチボールを始めました。ルールがあります。体を動かしながらルールに従ってボールを投げ合っています。
体を動かす遊びは、乳幼児の脳に大きな働きをします。それも能動的な動きをして新しいことを覚えていくのです。
体を動かす遊び。こひつじ園にはそれだけの園庭があります。寒い中、充分に体を動かしながら楽しい遊びをして欲しいと思っています。これも非認知能力と言われているものです。
1月
会話を大切に
新年あけましておめでとうございます。
例年でしたら新しい年を迎える時、今年の希望、明るい計画を考えて新年を迎えます。しかし昨年一年間、われわれは新型コロナウイルス感染に悩まされ、世界中が混乱の中で一年を過ごしました。
それは年が明けたからといって落ち着くようになったと言えるような状況でなく、だんだん厳しい感染状態の中に進んでいるのが正直なところです。茨城県も例外でありません。
政府は東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県の首都3県に緊急事態宣言を再発令すると報道されています。
明るい兆しといえばワクチンが開発され実際に接種が始まっていることでしょうか。しかし新しいワクチンの開発には10年近い時間の流れの中で安全性、信頼性を確認していました。
今回は1年足らずで接種が始まりました。今現在、どれだけの安全が確保されている薬なのか明確にわかっていないようです。
我々はコロナ禍疲れの中にいます。この疲れ癒してくださるのは人間の力を超えた神です。全能の神様はこのようにイエスキリストを通して語っています。
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」
我々の疲れ、重荷を癒してくださるのは神様です。
また、聖書は「神は愛です。」と言っています。愛の神は我々を癒してくださる神様です。
12月
会話を大切に
コロナの感染が続いています。コロナ禍は世界全体に大きな影響を与えています。一日も早い収束と新薬の開発が待たれています。
自宅テレワークも話題になっています。我々の研修も、今年はオンラインセミナーが多くなっています。外部の研修に慣れた私としては、なじめない研修の形です。
先週、園で先生たちと共にオンラインセミナーを受けました。テーマは、今こそ求められる「保育の在り方、人とのつながりでした。」その中でICT化をどう生かすかも話されました。
こひつじ園でも、今年度ICT化導入を始めました。今日のITの進歩には目覚ましいものがあります。保育界にも段々とAIが取り入れられてきました。
保育の助けになるものは取り入れていこうと思っています。しかし、保育の働きの基本は人間形成です。人間性を豊かにする中心は人間対人間です。そして、この時代の人間成長は人間形成における大事な時期です。
集団生活という社会の中に人間関係があります。相手との話し合い、お互いに言い分を受け入れる気持ち、相手に対して思いやりの心。
どうしたらお互いが楽しく過ごすことが出来るか。きれいな花、澄み切った青空を見て、きれいだな~、と心豊かに受け止めることのできる感性。神様は全ての美しいものを作った後に人間を造られました。
そして、その自然(エデンの園)を人間の生活の場として与えられました。
オンラインセミナーの講師の汐見先生(白梅学園大学名誉学長)は「ぐうたら村」を標高千メートルの高地の自然の中に作り、子どもたちと思いっきり遊ぶと言っていました。
ITを使うのは人間です。下手するとITに使われ、ITに頼り切ってしまう人間になってしまう恐れもあります。人間との会話、対話が出来なくなってしまう人間。今でも我々の周囲は人間の顔を見て話し合うよりも携帯電話(スマートフォン)を見て動いている人の方が多くなっています。
並んでいるときも、何かを待っているときも。あるいは自分のお子さんを迎えに来ている車の中で目が携帯に向いていることも見られることがあります。会話が少なくなっています。人間関係が薄くなっています。
我々人類は自然の中から生活を始めました。小学入学前の成長はとても大切です。その大切さは昔も今も変わりません。未就学児の砂遊び、かけっこ、グループ遊びなど、手を動かし体を動かしての遊びは昔から変わっていません。
家庭で親との楽しい会話、園での友達や先生と会話を通して、いろいろなことを学ぶ。保育の主役は親であり、それを補助するのが保育教諭です。我々も豊かな人間性が求められています。まず、親子での会話の時間を大切にしていきたいです。
イエス様は神と人間との会話を実現させてくださいました。そして我々に希望をお与えになりました。クリスマスによって、我々は神様との会話ができるようになりました。
11月
相手の気持ちを
私たちの園では創立以来、一か月に一つ、聖書のお言葉を覚えるようにしています。
11月のお言葉は「人にしてもらいたいと思うことは、何でも、あなたがたも人にしなさい。」です。これはイエス・キリストが語ったお言葉として聖書に記録されています。
我々は相手に対して何をしてほしいと願っているか。色々あると思います。数えたらどんどん浮かんでくるでしょう。
夫婦であるなら、夫は妻にこのようにしてほしい、妻は夫に対してこのようにしてほしいという気持ちは多くの夫婦にあります。
しかし期待していることが実現されないときは失望します。どうして私の気持ちを分かってくれないの。そんな時は自分から先に行動を起こすことをイエス・キリストは勧めています。
しかしこれは簡単なことではありません。我々は自分からすることよりも相手からの行動を期待することが多いのです。
子供たちの遊びを見ていると興味深いこと、楽しいことが見られます。子どもたちは遊ぶとき集団で遊ぶことがあります。虫探し、砂場遊び、お絵かき、遊具を使っての遊び、あるいはサッカー。それぞれ自分の好きなことをしています。
グループですからお互いの関係がうまくいくことが大切です。関係がうまくいかないと、そこから離れてしまい別なところに行ってしまいます。
楽しく遊んでいるのを見ると、幼いながらのルールがあるようです。自分の持っているものが飽きてくると相手が持っているものが欲しくなります。
そして「貸して。」と手を出します。貸してあげられる子、貸せないで自分の手から離さない子、いろいろです。お互い貸し借りのできているグループは楽しそうに遊びが続きます。
「人にしてほしいこと」それには自分の考えを優先するのでなく、相手の気持ちを受け止められる感性が必要です。
相手の気持ちを受け入れられる感性を育てていくことは保育教育の大切な面です。
10月
勇気を持って
新型コロナウイルス感染が止まりません。我々の生活全てにおいて影響を受けています。
政府の基本は国民の生命を守ることですから、そのため政策と多くの予算が計上されています。しかし日本だけでなく、アメリカをはじめ全世界で広がりが食い止められていません。
最近、有名芸能人の自死が次々に起こっています。芸能人だけでなく一般の人の自死も増えつつあります。すべてがコロナの影響とは限らないと思いますが困難を感じていることは確かでしょう。
「あなた方には世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。私は既に世に勝っている。」これはイエス・キリストが語った言葉です。新約聖書ヨハネによる福音書16:33にあります。
イエス・キリストはこの世で生活する以上、困難はつきものと言われます。私(キリスト)を信じると悩みも、苦しみも、無くなりますとは言いません。コロナ感染一つをとっても、すべての人に感染の危険性は潜んでいます。それ以外にも生活の困難等だれにもあります。
大切なことは困難に負けてしまうか困難に立ち向かうかの違いです。
困難なことを「十字架を背負う。」と表現する時があります。これはキリストの十字架を指す言葉です。
しかし、キリストは十字架の困難で終わりません。困難の先に、栄光の復活(イースター)がありました。
生きることは楽しいこともあります。しかし、楽しいことよりも、苦しいと思われることの方が多いことも事実です。
困難で将来は終わりでなく、そこから勇気を出しなさいと言われるお方が、我々に生きる勇気の力を与えてくださいます。困難に向かって一歩を踏み出す時、我々は神様(イエス・キリスト)から勇気を与えられます。明日が見えてきます。
困難な時代ですが、勇気を持って進んで行きましょう。我々の背後には困難に勝たれたお方がおられます。
9月
生活にリズムを
新型コロナウイルス感染が止まりません。潮来市、鹿嶋市、神栖市、行方市と感染が発生しています。日本だけでなく世界的な感染です。
アメリカでは約500万人以上が感染し、死亡者は15万人を超えていると言われています。
このような病の世界的な感染は今から100年前、1918年の「スペイン風邪」以来とのこと。その時、収まるのに2年間要したと言われています。
100年に一度の出来事ですから手探り状態で対策が行われているのが現状です。
我々も遠足中止、お泊り保育はお泊りなし、運動会もプログラム縮小。
このウイルスは人も年齢も時季も関係なく感染します。こひつじ園の感染対策として、保育教諭は一日マスクをしています。8月は猛暑日も続き、熱中症にも気をつけながらの仕事でした。
こんな時、我々がするべきことは何か。「三密」を避けることと言われています。園では換気を心がけています。免疫力をつけることも感染防止に大切なことでしょう。
以前から言われ、学校には大きな横シートに「早寝、早起き、朝ごはん。」とフェンスに張られています。
これは成長段階での基本的な人間のリズムです。リズムが崩れると免疫力も崩れてきます。
猛暑が続くと子供たちは外に出られなく室内遊びになってしまいます。気分的にもイライラになりがちです。幸い、こひつじ園の園庭には広い藤棚があります。涼しい場所になっています。少しの時間でも子供たちは外に出て元気に動き、気分を変えて食事、お昼寝、のリズムの中で過ごすことができています。
猛暑でも生活リズムを大切にしてきました。子どもの成長にとってリズムは大事です。健やかな成長ができるためにも家庭においてもリズムを大事にしましょう。
8月
安心感を与えよう
乳幼児期(赤ちゃんから小学入学前)の子どもは、保護者や保育教諭など大人との親しい人間関係を中心にして営まれ成長していきます。
また乳幼児期のお子さんは運動機能やその他の機能が急速に発達する時期でもあります。それは周囲の大人との関係の中で育まれるものでもあります。それゆえ大人との関係が大事と言われています。
保護者の望む成長も親である自分の辿った経験から自分の子どもにはこのように育ってほしいとの思いゆえに子供に対する育児も様々です。この子には将来このようになってほしいと願うのは親としての共通した願いと思います。しかし反面このことは親の思いを子供に押し付ける傾向にもなりがちですので注意も必要です。
内閣府・文部科学省・厚生労働省、三省合同で「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」が平成30年3月に出されました。
序章には「保護者や周囲の大人との愛情ある関わりの中で見守られているという安心感に支えられて乳幼児の行動範囲は広がりを見せ始める。」とあります。子供が家庭や園の中で、親や保育教諭と過ごすときの大切さを子供の「安心感」と言っています。
「安心感」はその人自身の中から生まれるものではありません。大人の対応が大事です。
自分の思いを子供に伝えるとき子供は「安心感」を持って受け入れているか。反対に「恐怖感」を与えていないか。
安心感は「甘え」と大きな関係を持っています。「甘え」は子供を無条件で受け入れることです。自分が受け入れられた経験を持つ子供は大人に対して安心感が生まれます。安心感は、やがて充実感や満足感に育っていきます。
子供に安心を与える第一歩はわれわれ大人が安定した気持ちを持つことからです。今の世界は疲れることが多い時代です。
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでも私のもとに来なさい。休ませてあげよう。私は柔和で謙遜な者だから、私のくびきを負い、私に学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。」(イエス・キリスト)
7月
幼児教育は一生モノ
一年前、想像もつかなかった新型コロナウイルス感染。(私は以前長くトヨタ車コロナを愛用していたので当初、何のことか、新車発売かと思ってしまいました。)
ウイルスは我々の目に見えません。人から人への感染力はとても強いウイルスで、あっという間に世界中に広がってしまいました。そのため学校は緊急休学。
しかし、こども園・学童は開くようにとの国の通達で、我々はこども園も、学童も神経を使いながら2か月開いていました。その2か月は登園自粛もあり利用定員の半数以下の登園でした。
新年度からのカリキュラムは全くできず一日を園で過ごす生活でした。6月からが今年度の新学期のようになりました。
6月14日の読売新聞朝刊に一頁を使って(12版)東京大学教授山口慎太郎先生(44歳)の文章が載っていました。
内容は、
1)家庭環境の違いの子どもたちが保育園に通うことによって多動性、攻撃性が減り学力の向上、少年犯罪の削減につながる。
2)この時期の英才教育の知能面効果は実施直後には大きな効果が表れるが小学入学後、数年たつと消えてしまう、と書いています。
そして山口先生は、幼児教育ではやはり対人関係を築き、課題に対してきちんと対処するという「一生モノ」の能力が身につくことが大事なのです、と書かれています。
最近改定された「幼保連携型認定こども園教育・保育要綱」にも同じことが強調されています。この時期「明るく、元気に、のびのびと」友達と過ごすことの大切さを改めて知りました。
園では遊びの時なるべく自然体験ができるよう環境整備に心がけています。この時期の子どもの成長は人生の中でも一番と言われています。(ちなみに次の時期は12歳前後)
二度と戻らない生活を大切な時を成長の基礎造りと教育・保育に取り組んでいます。
6月
普通保育が再開
賑やかな声が戻ってきました。私はこの日を首を長くして待っていました。
登園自粛のため、保護者の皆様のご協力を心からありがとうございました。本当に長い期間でしたから大変なことも沢山あったことと思います。
また、じっくりとお子さんとの関わりの時間を持って成長を見守り、心の満たしも与えられたりとプラスの面もあったことと思います。
聖書には「無駄なことはない」「今の時を生かして用いなさい」と語られています。今までみんなが守られて、再会の日を迎えることが出来て、嬉しさでいっぱいです。
こひつじ園では登園自粛期間中も感染予防に気を付けて、日々、保育をしてきました。6月の再開前に、各クラス毎のミーティングを綿密に行い、新年度を迎えるような気持ちで話し合い、相談し、職員間のコミュニケーションも深めました。
職員一同、お子さん一人一人に寄り添い、保護者の皆様とも協力し合って、成長の手助けが出来るように、新しい気持ちでのスタートとなりました。
新型コロナウイルスは目に見えませんし、無くならないとも言われています。今後の地域の感染状況によっては、再び登園自粛要請が出る可能性もあるでしょう。しかし、これからも油断することなく、手洗い・うがい・消毒を心がけていきたいと思います。
暑くなり、熱中症も心配になってきますので、水分補給(ばら組~さくら組は水筒持参)にも気を付けていきましょう!
こひつじ園主幹保育教諭 平山和子
6月
新型コロナウイルス
こひつじ園の園庭には、いろいろな木が植わっています。2月一番早く咲くのが梅の木です。今年もきれいな白い花を咲かせました。
梅が終わると桜です。今年の桜は例年より早く咲き入園式の時、満開になりました。そして今は、藤棚の藤の花が紫色をして咲かせています。棚が大きいだけに花いっぱい咲いたら見事なものです。
園児たちはその周囲で元気に走り回り遊んでいます。いつもと変わらない光景です。
しかし今年は大きな出来事が世界的に起こりました。「新型コロナウイルス」です。昨年の暮れに中国に発生し、あっという間にこの「ウイルス」は世界中に広がってしまいました。日本も例外でありません。
政府は4月、5月と「緊急事態宣言」を出しています。このウイルスの感染は人から人への濃厚接触「三密」によるものです。そのため学校では緊急に臨時休校を行いました。新一年生はいまだに学校での勉強が始まっていません。
こども園も例外でありません。「三密」の場です。しかし政府は、こども園(保育園)の休園をしません。働いている人が子どもを預ける施設であるから、がその理由です。しかし感染の危険性は大です。
我々は数年前、新型インフルエンザ流行時に除菌洗浄水生成器(除菌洗浄水は食品添加物として認められている殺菌料の「次亜塩素酸ナトリウム」を希釈した水溶液と同等のもの)を購入しました。
先生たちが毎日丁寧な消毒を続けています。これが大いに役立っています。しかし危険はあります。我々は、どこで、いつ、だれ、から感染するかわかりません。
一番の予防は「ステイホーム」です。そのため皆さんには4月協力をいただき乗り切りました。しかし危険性はまだ続きます。5月にも今まで以上の協力をお願いいたします。
そして、こひつじ園から一人の感染者を出すことなく、やがて例年通りの活動を子どもたちと一緒に過ごしたいと思っています。
4月
ご入園と進級おめでとうございます
新年度がスタートしました。喜びの日であるはずなのに、新型コロナウイルス騒動で日本中、いや世界中が大変な時です。卒園式はいつもと違い簡素化して行いました。
そして、入園式はかわいいお子さんのご入園を楽しみにしていましたが、潮来市や近隣の市でコロナウイルス感染者が出たことにより、職員との顔合わせ(園庭において)の形にしました。大きな出来事ですが、お子さんの成長のステップの一コマとして入園式の看板の前で記念写真を写されたらと思い、設置しました。
進級したお友達は1日(水)からそれぞれのクラスでの保育が始まりました。少しなじめなく前の教室に戻ってしまう子があったり、大きくなったあこがれの教室で喜び、得意げになっている子がいたり、とてもかわいいく楽しかったです。この一年でどんどん成長していくひとりひとり。
職員一同みんなで心を合わせ協力して大切なお子さんたちの保育・教育に励んでいきたいと願っています。
保護者の皆さんのご支援、御協力をよろしくお願いいたします。
こひつじ園のモットー「あかるく、げんきに、のびのびと。」
聖書と賛美「強くあれ、雄々しくあれ、神様は私たちと共におられる。」
こひつじ園主幹保育教諭 平山和子