3月
1年間の総まとめ
私は時間の流れのスピードに追いつかないようになりました。3月、もう一年が過ぎたのかとの感じがします。しかし子供たちにとって時間はただ物理的に流れているのでなく心身の成長が伴っています。
赤ちゃんクラス。4月にはほとんど歩けない子たちでした。今は力強く速足で先生を追うようになりました。また自分の求めを先生に伝えることもできるようになりました。一年の成長の大きさを感じます。
年長さんはいよいよ小学生です。学校と、こども園の連携がここ2,3年の間に強くなってきています。小学校でも一年生を迎える準備をしています。我々送り出す側も準備をしています。
小学校は一人一つの机が与えられます。教科書という本が与えられます。先生が話す言葉を聞いていないと勉強が分からなくなります。
残すところ後一か月です。先生の話を聞く姿勢、落ち着いて椅子に座ることが出来るようになる。これら基本的なことが小学生には求められます。
勉強の基本は先生の話を聞くことから始まります。学校では時間で行動します。楽しいからといつまでも同じ遊びをしていると勉強から遅れてしまいます。
自分を律する心。相手と協力する姿勢も大切です。こども園ではある程度の自由があります。自由な流れの生活から時間を決めて次の行動に移れる力。
学校前に備えておくべき姿勢がこども園の最終的目的であり園の総決算かなと考えています。
2月
家庭で行うこと
1月号に「改正児童虐待防止法」が成立し、家庭の親子関係に政府が指導をすることになったと書きました。
ここに至る背景にはいろいろなことがあります。その一つに親が子供を教育、しつけをするのが出来なくなっていることです。
家庭の本来の在り方は人間関係の原型を学ぶ場であると昔から言われています。
それが今「子供に対する基本的なしつけがおろそかになっている。それは青少年の自由や権利を守るという観点ばかりが強調され、その行き過ぎにたいしても大人が自信をもって否定できない。また大人が衝突やあつれきを回避しようとして、様々な行き過ぎにも許容的になり、断固とした態度をとらないため、子どもにとって生活体験の中で偏った考え方を修正する重要な機会が失われている。」と20年前に教育専門家の高橋史郎氏(モラロジー研究所教授)は指摘していました。参照「感性教育による人間変革」1999年版。
子どもの脳の健康な発達を促すには重要な時期は3歳ころまでと昔からよく言われています。脳には1000億個の細胞があり脳が機能するには脳細胞の相互関係がお互いに接合(シナプス)する脳細胞のネットワークによることが分かっています。
それは外からの刺激によって組織作られます。胎児の時から始まっています。そして人間の性格を作ります。怒られている子は自己否定的な人間になるといわれています。
家庭ですることは何か。イエス様は「自分にしてほしいことは他の人にもしなさい。」と言われました。自分が一番してほしいことは両親に愛されていることです。それは自分のお子さんを暖かい両腕でしっかりと抱きしめてあげることです。
3歳までのお子さんは抱きしめられることを一番喜びます。それが家庭教育の第一歩です。
1月
非認知能力
新年あけましておめでとうございます。
こひつじ園を始めて今年は44年目になります。この間、子供を取り巻く環境は大きく変わってきました。昨年6月は「改正児童虐待防止法」が成立し、今年4月から家庭における教育に法律が関わるようになります。
本来、子供のしつけ、教育、は、親がすべきものであるにも関わらず国が法律で定めるようになりました。その背景には「しつけ」と称し親が幼子を虐待死に至らしめる事件が多くなったことにあります。これは親の保護者能力が著しく低下していると専門家は指摘しています。
必要なのは、「優しさと、厳しさのバランス」のとれた子育てが必要です。親が子供にする第一は、子供が一人の人間として自らの人生を切り開いていけるように、その能力を育む下地を作ってやることです。
人生を前向きに捉え、自らを律する自制心、忍耐力、他者に共感し協調する人間としての思いやり、優しさ、豊かな感受性を育む教育が大事と、改正された「新保育指針」にあります。それを「非認知能力」との言葉で表しています。
そしてこれらは人間の基礎ができる5歳までの間にだいたい養われていくものです。園はこの時期のお子さんをお預かりしています。
しかしこれは園に任せておけばいいものではありません。園は、親が子育てをするために支援する場です。子育ての主体は親にあります。
親と園が協力し合って「非認知能力」が育まれるものです。今年も親御さんと園との協力を大切にして大切なお子さんの成長を見守っていきたいと思います。
※「非認知能力」については追々共に学んでみたいと考えています
12月
体の暖かさ
私が中学生のころ一日がとても長く感じました。早く日曜日が来ないかなと毎日思っていました。私にとって日曜日は遊ぶことが出来る日だったからです。当時は土曜日も授業がありました。しかし今は一週間があっという間に過ぎてしまいます。
日曜日は教会で礼拝があります。私と和子先生が「こひつじ園」を始めたのは43年前でした。当時、私30歳、和子先生28歳です。初めは小さな園でした。他の立派な園がうらやましくいつか他の園に近づいてみたいと頑張ってきました。徹夜をしても疲れを感じませんでした。
当時パソコンも電卓もなく和子先生の特異なそろばん(一級)で経理をし、私は鉄筆を持って薄い油紙にお知らせを書き、夜を徹して作っていました。
最近は、そろばんを使ったことがありません。便利なパソコンや電卓で計算は一瞬にできます。文章はパソコンで漢字が自動的に現れ、文字もきれいにそろって画面に出てきます。43年前から思うと今が信じられないくらいです。
しかし便利さの裏には危険性があります。金銭を奪う詐欺事件、子どもを誘拐する事件、あまりの便利さに慣れると危険のボーダーラインを持つことが少なくなり、この位ならと心に油断が生まれそれが犯罪に進んで行くことが多くなっています。
やっていいことと、やっていけないことの線引きは誰がどこで子どもたちに教えるのか。ボーダーラインの下がる人には心に満足感が不足していると言われます。
ダメなことを教えるよりも、子供たちの心に満足感を持たせることが大事です。最高の満足感は、親が子供をしっかりと抱きしめることです。そして乳幼児期にこそ抱きしめることが出来る年齢です。
両親の体の暖かさ、温もりを受けるとき子どもは言葉に言えない喜びを感じます。小学生になると恥ずかしさが出てしまいます。
「イエスは、子供を抱き上げ、手を置いて祝福された。」(聖書)
体の暖かさは一生残ります。
11月
豊かな人間形成
今月は11月。1年の過ぎるのが早く感じます。今年も残すところあと2か月になりました。
今年の夏は猛暑続き。そして9月、10月になると大きな台風15号、19号が茨城県を通過し、多くの被害をもたらしました。
15号、近所の雨どいと瓦が我が家の屋根に当たり、家の瓦が壊れてしまいました。追い打ちをかけるように10月25日の大雨。学校でも早めのお迎えを始めました。こひつじ園でもできるだけ早めのお願いをしました。
ひと月でこんなにも自然災害を受けるのは珍しいのではないかと思います。そんな中でも園児たちは毎日健やかな成長をしています。
9月からは運動会をはじめ12月までいろいろな行事があります。園児たちにとっては新しいチャレンジが続きます。一つ一つの課題が行事を通して与えられます。一生懸命練習し覚え、実行していく姿は頼もしい限りです。体の動きや、脳の働きに対して刺激になります。体も脳も刺激を与えることによって成長します。
また友達同士の遊びや先生とのやり取りなどを通して刺激を受けます。ゲームやテレビは一つのことにしか刺激が与えられず偏った人間形成になります。
一年間の成長の大きさに私はいつも感動しています。人間の基礎を作るこの時期にどんな遊びをしたか、何を覚えたかは将来の人間形成の基本となります。いろいろなことを体験することは人間の幅が広がることになります。
乳幼児の時期は体も脳も成長が著しいです。春には新芽やきれいな花が育ち、夏にはギラギラした暑い太陽の下で過ごす。秋には木の実の収穫や作物の収穫(収穫感謝祭)。冬は寒さを感じながら外遊び。
この11月もいろいろな経験を積んで豊かな人格が形成されることを願っています。そして一年後の姿を楽しみにしています。
10月
楽しい運動会
大きな行事の一つ、運動会が終わりました。保護者の皆様のお手伝いがとても大きな力となりました。ありがとうございます。
運動会で最も気になるのが天候です。雨の時の予備に潮来第一中学校体育館をお願いしていましたが、今年は天候に恵まれました。例年より一か月早い9月中旬で暑さを心配しましたが、暑くもなく寒くもなく丁度良い天気でした。3年目の先生が初めて天気の良い運動会が出来た、と感想を言ってくれました。
我々の運動会は津知小学校校庭をお借りしています。とても広い校庭です。駐車場も十分あります。私は運動会は家庭と園児が一緒になるときと考えて、あえて小学校をお借りしています。
園児たちは練習期間が少なかった今年の運動会でしたがみんな力いっぱい演技をし、かけっこをしました。とてもかわいい姿でした。また真剣に演技をしている姿にも感動しました。
そして楽しいお昼の時間。お母さん、お父さん、そしておじいちゃんおばあちゃんも一緒になって食べる姿は微笑ましい光景です。(小学校の運動会も同じことを感じました。)
運動会が終わり、後日、連絡ノートにはたくさんのことが書かれていました。「昨年は出来なかったのに今年は出来た。うれしかった。」「一年の成長の大きさに驚きました」等々。運動会は園児、職員、家庭が一体となって感動し楽しめる行事です。そしてお子さんの成長を見ていただけるときでもあります。親子競技。親子でのフォークダンスで力いっぱい抱きしめる姿に子供たちは笑顔でした。
祖父母との玉入れ競争。一回目は気を使ってくださったおじいちゃんおばあちゃん。二回目は本気を出して孫たちに勝ったときの喜びの歓声。運動会はいろいろな面で楽しいひと時です。これも保護者の皆様のお手伝いがあってこそできます。どうぞこれからもよろしくお願いします。
9月
神は愛です。
「神は愛です。」これは8月の暗唱聖句です。
「神様」というといろいろなことを考えます。身近なお祭りの神様。神棚にある神様。火事から守ってもらう神様等々あります。道祖神、水神様も神様として受け止めています。鹿島神宮も神様を祭っています。これだけ神様がいるのは先進国と言われる中では日本くらいと思います。
日本人の宗教は自分に都合の良い神様を求める傾向にあります。祈りも自分の都合で神様を造り、祈りを捧げこのようにしてくださいとまるで神様を自分に都合の良い存在に祭り上げるのが日本人の宗教観と言われています。
キリスト教はこの考えを否定します。初めに神があり、天地宇宙を創造されたのが神である。この神のことを聖書ははっきりと書いています。「神は愛です。」この言葉は神の本質を表しています。
神というと神の裁きを受けることを恐れますが、聖書は愛を語ります。この愛は我々の感覚とは少し違っています。
私たちは愛を考えるときどんなことを思い浮かべるでしょうか。いろいろだと思います。簡単に言えないことでしょう。しかし聖書は愛の定義をはっきりと語ります。
「愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない、 不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。不義を喜ばないで真理を喜ぶ。 そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。 愛はいつまでも絶えることがない。」
家族に対する愛を大事にする我々にとって、愛とは何かを考える参考になると思います。
親は子の鏡、と先人たちは教えてきました。子供は親の姿からいろいろなことを学んでいます。また親が育てたように子供は育つともいわれています。我々には完全な人間はいません。間違いも犯します。そんな中でも子供を育てる愛は何かを知っていることは大切と思います。聖書の神様は我々に教えてくださるお方です。
8月
食 育
食事の大切さは誰もが知っているところです。「早寝、早起き、朝ごはん。」の標語もありますね。
食育基本法は2005(平成17)年に成立した法律です。同法は、人間が生きる上での基本である食事を知育、徳育、体育の基礎となるべきものと位置付けることになり様々な経験を通じて「食」に関する知識と、「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食を推進することが求められています。
こひつじ園では子供たちが食べる食材はどのように育つかを学ぶためサツマイモ栽培をしています。以前は「元気寿司」の場所が畑でした。今、元気寿司が出来てからは、園の隣りに畑を作り、サツマイモつくりを続けています。園長は農作業が好きで最近はスイカも作っています。
園児たちは5月にイモ苗を植えます。畑は園に隣接しているので、イモ苗の成長が間近に見られます。今年の成長は例年になく勢いがよく、秋にはたくさんのサツマイモの収穫が期待できます。
畑の土は山土ですので土地に作物を作る栄養はありません。給食の残食を厨房からいただき、畑に入れてきました。残食の有効利用です。そのためか今年のイモは成長がとてもいいです。根を張りしっかりと土にある養分を受け入れています。
作物つくりは幼児期の子育てにも似ているところがあると思います。地上に大きな実りを得るには、土を耕し、肥料を含んだ力のある土作りが大事です。そして元がしっかりしていればそこに植えた野菜は素晴らしい実を結びます。
その肥料も科学的に作られたものでなく有機質肥料には力があります。有機質には多くのバクテリアがあり豊かな栄養を生み出します。野菜つくりの基本です。そこに苗を植えると素晴らしい実りが出来ます。
幼児教育は成長するための基本となる源を作るところでもあると思います。基本は親子の愛情です。親の愛情は子供の心を豊かにします。親の愛情は有機質肥料のように素晴らしいものを心のなかに生み出します。
化学肥料は簡単です。有機質肥料を作るには時間も手間もかかります。子育ては簡単ではありません。時間、手間をかけた分、成長があります。子育てに手抜きはありません。でも楽しいことでもあります。
7月
感 謝
今月の聖書の御言葉は「どんなことにも感謝しなさい。」です。
こひつじ園はキリスト教保育をしています。その根本は聖書です。聖書は二千年間世界中で読み続けられてきています。
今日のグローバルな世界では共通性が求められている時代です。それゆえ聖書の御言葉を知ることは大切なことと思います。
子供たちは今月「どんなことにも感謝しなさい。」を覚えます。別な言葉では「ありがとう。」になります。
保育教諭が子供たちに教える言葉の中で「ありがとうを言おうね。」が多いです。物を借りたとき、席を譲ってもらったとき、忘れ物を教えてもらったときなど、いろいろな場面で使います。それだけ大事な言葉です。また心を和ませる力ある言葉です。
夫婦生活も長くなるとお互いの行為が当たり前のように感じ、妻に対し夫に対してありがとうを言う機会が少なくなっているのが現実かと思います。もし、ありがとうが無くなったら危険領域かもしれません。結婚記念日や誕生日の特別の時以外ありがとうを聞くことがないかもしれません。
どんなことにも感謝することは易しいことではありません。自然に出てくる言葉ではないでしょう。それだけに聖書は「どんなことにも感謝しなさい。」と命令調で語っています。命令されることは楽しいことではありません。しかし命令されても感謝をしてみると不思議に温かいものを感じます。感謝されて嫌になるものではありません。
感謝を学ぶことは素晴らしい教育です。未就学児を教える場は家庭であり、こども園であります。我々大人が子供たちに感謝の見本を見せるのは最高の教育です。
もう一度この言葉が持っているすばらしさを見直していきたいと思います。ちなみに感謝は英語でサンキューです。
6月
初めに神は天地を造られた。
私たちの園では毎月、聖書の御言葉一つ暗唱しています。
聖書にはいろいろな言葉があります。「目からうろこが落ちた。」「洗礼を受ける。」良き訪れを意味する「福音」は聖書からのことばです。
5月の御言葉は「平和を作る人は幸いです。」、今月6月は「初めに神は天地を造られた。」です。
宇宙の創造は多くの謎を含んでいます。今もいろいろな説があります。宇宙誕生のなぞを探るため宇宙船「はやぶさ」は遠くの小惑星「竜宮」に行き、そこの岩を日本に持ってくるという凄い働きをしています。
聖書では、神様の最初の働きがこの宇宙を造ったこととして書かれています。最初に造ったのは「光」です。
光は闇を追い出します。光は素晴らしいものとして神様が最初に造られてものです。そして6日間かけて現在の世界を完成しました。聖書を見ると一日一日を神様は丁寧に作られています。そしてすべてのものに「よかった」と声をかけておられます。
人間は最後に造られました。その時、神は人間を見て「はなはだよかった。」と言われエデンの園に住ませました。すなわちこの世は、人間も含めて「Berry、good」でした。
しかし、現実報道は悲惨なことを多く伝えています。人間の罪深さを示されます。神様はもう一度この世界を「エデンの園」の姿に戻されるためイエス・キリストをこの世に使わされました。
イエス・キリストの求められるのは「平和」です。十字架は犯罪人の処刑の姿でした。そこにイエス・キリストが磔にされたことにより十字架は「平和」のシンボルに変わりました。
イエスキリストの働きは罪を平和に変えることです。本来の世界、本来の人間は素晴らしいものとして神様に造られています。子供たちが持っているすばらしさを大切にするのが我々の仕事でもあります。
5月
令和元年
5月1日、天皇の世代交代が行われました。それと共に元号も変わりました。
前回の時は昭和天皇が危篤になり、日本全国で天皇の健康回復が祈られていました。しかし昭和天皇は逝去され、急いで新天皇が即位され、元号も「平成」に変えられました。
今回は世代交代という姿を取りました。新しい天皇の即位も前もって決められ、元号も4月1日に発表され「新元号」ブームが起こりました。何か商魂の雰囲気が先行されているような気がします。
そして4月30日は「平成最後カウントダウン」も行われました。31年前は喪に服す状態で慶事ごとはなるべく控えるようにとの空気の中で始まったのとは大きな違いを感じます。
この原因は平成天皇がご自分の思いをテレビで話されたことによります。保守的な人たちは、天皇は死んでから変えるものと抵抗していたようですが、平成天皇はご自分の考えをはっきりと表されました。反対意見のあった中でも戦没者慰霊の旅もご自分の意志で行われました。
平成天皇が自分のお気持ちをはっきり出されるようになったのは、戦後家庭教師についた熱心なクリスチャン、バイニング婦人の影響が大きいと言われています。
静かに自分の気持ちを言われ、確実に実行に移された平成天皇、我々にいろいろな面で良き模範を示されたと思います。
一番の模範はいつでも一緒に寄り添っているお二人の姿でしょう。これは子供に対する最高の教育です。
4月
楽しいこひつじ園
私たちは3月30日(土)に希望保育担当者を除いて、全職員が行方市レイクエコーで一日研修をしました。
昼食の時、レイクエコーの職員が「こんなに先生が多いのですか。」と驚いていました。我々にとって毎日の忙しい職場を離れ全員が研修に集中することは大切なことと考え行いました。私も全研修に参加しました。
国は平成30年3月に「幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説」を内閣府、文部科学省、厚生労働省連携で公示しました。
国は乳幼児時期の大切さを三省あげて取り組んでいます。それだけ学校入学前の子供たちの成長の大切さを認識しています。
研修では多くの課題についてそれぞれの先生たちがキャリアアップで学んできたことを発表し共有しました。安全・健康・環境・言葉・障がい・食育などです。今までの経験の中で身に着けてきたことでもありますがこのような形でもう一度全員で共有し新年度を迎えることはよかったと思います。
そのような研修の中で全般にわたって大事なことと受け止めたことに、園児たちが毎日園は楽しい、園に行くのはうれしい、という思いを持てる保育をすることと受け止めました。
どんなことでもいやいやながらしては正しく覚えられません。楽しい思いの中で保育がなされると教えられたことは素直に心の中に入ってきます。
こひつじ園のモットーは「明るく・げんきに・のびのびと」です。こひつじ園の園児が毎日園に来るのが楽しい気持ちをもてる保育が一番園児たちにとって幸せと考えます。
そして保護者の皆さんからも「こひつじ園に預けてよかった。」と受け止めていただける保育を目標にして新年度の歩みを進めていきたいと思います。